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OpenAIに連携する

概要

RAG連携機能を使い、指定したテーブルのレコードをOpenAI Platformへ連携する手順を説明します。

注意事項

  1. 検証環境と本番環境で異なるストレージとAPIキーを指定してください。同じストレージとAPIキーを共用すると、一方の環境における同期操作により、もう一方の環境の文書が削除される場合があります。
  2. 連携設定で指定するAPIキーは、サイトの設定情報の一部として平文で保存されます。画面上はマスクした文字列(********)を表示しますが、保存値そのものは平文です。エクスポートしたサイトパッケージには平文で記載されますので、サイトパッケージの取り扱いには注意してください。
  3. OpenAIでは無料で使用できるストレージ容量に制限があります。課金を避けたい場合は、不要なファイルを削除する必要があります。
  4. 連携設定のEndpointとAiConnect.jsonのパラメータProviderEndpoints.OpenAiが未設定の場合、エラーとなります。ただしAiConnect.jsonのパラメータAllowInsecureLoopbackEndpointをtrueに設定した場合に限り、ループバックアドレスへのHTTP接続だけが許可されます。ループバック以外のホストへのHTTP接続は、AllowInsecureLoopbackEndpointがtrueでも拒否されます。この検査は保存時には行われず、連携の実行時に行われます。

制限事項

  1. マークダウンファイルはレコードを更新したユーザの権限で出力されます。そのユーザに閲覧権限のない項目の値は空文字列で出力されます。
  2. 登録状態の確認で連携先から空の応答、不正なJSON、状態のない応答、未知の状態が返されたときは、一時的な確認失敗として既定では10回まで再確認します(この回数はAiConnect.jsonのパラメータRag.IndexCheckMaxAttemptsで変更できます)。10回確認しても連携先から正しい応答を得られない場合は、ジョブが失敗します。この場合、連携文書の再送は行いません。再送が行われるのは、連携先が「失敗」または「取り消し」を返した場合だけです。

前提条件

  1. 設定を変更するには「サイトの管理」権限が必要です。
  2. AiConnect.jsonのパラメータEnabledをtrueに設定してください。
  3. AiConnect.jsonのパラメータOutputFilePathに、連携文書の出力先フォルダを設定してください。未設定の場合、同期を実行するとエラーメッセージが表示されます。

操作手順

  1. テーブルの管理:AI連携で「AI連携設定」を新規作成してください。
  2. 「AI連携」ダイアログが開きます。下記を参考に各項目を設定してください。

    「AI連携」ダイアログ

    項目 必須 説明
    ID — 設定不要です。
    連携先を識別する番号です。自動で採番され変更できません。
    新規作成時は表示されません。
    タイトル ○ サイト管理者が連携先を識別するための名前を指定してください。
    連携フォーマット ○ 下記「連携フォーマット」を参考に、マークダウンファイルの書式を指定してください。
    初期値はAiConnect.jsonのパラメータFormatTemplateです。
    連携方式 — 「OpenAI」を選択してください。
    連携設定 1 下記「連携設定」を参考に、必要な情報をJSON形式で指定してください。
    無効 — オンにすると、連携を行いません。
  3. 新規作成時は「追加」ボタンを、既存の設定を編集する場合は「変更」ボタンをクリックしてください。

  4. コマンドボタンエリアの「更新」ボタンをクリックしてください。

連携フォーマット

  • プリザンターのリマインダーや通知の本文で利用できる記法と同じ記法を使用します。
  • 角括弧( [ と ] )と波括弧( { と } )で囲んだ文字列は、以下の規則で置換されます。

    記法 内容
    [「カラム名」] 当該カラムの表示値に置換されます。
    例:[Title]、[Status]、[Owner]、[Body]
    {Url} レコードの編集画面の絶対URLに置換されます。
    {LoginId} 操作者のログインIDに置換されます。
    {UserName} 操作者のユーザ名に置換されます。
    {MailAddress} 操作者のメールアドレスに置換されます。
    連携フォーマットの設定例
    # [Title]
    
    状況: [Status]
    
    URL: {Url}
    

連携設定

「連携方式」で「OpenAI」を選択すると、以下のテンプレートが「連携設定」欄に表示されます。

連携設定の初期状態
{
    "Endpoint": "",
    "VectorStoreId": "",
    "ApiKey": ""
}
パラメータ 説明
Endpoint OpenAIのAPIエンドポイントです。例:https://api.openai.com/v1
VectorStoreId OpenAIのストレージIDです
ApiKey OpenAIで発行したAPIキーです

各パラメータの設定値は、以下の手順で取得してください。詳細はOpenAI API Platform Documentationを参照してください。

  1. APIエンドポイント(Endpoint)

    OpenAI PlatformのAPIエンドポイントは以下のとおりです(バージョン1.5.8.0のリリース時点)。

    https://api.openai.com/v1
    
  2. ストレージID(VectorStoreId)

    1. OpenAI Platformへログインしてください。
    2. ダッシュボード左側のメニューでStorageまたはVector Storageを選択してください。
    3. ベクトルストアが一覧表示されます。対象のベクトルストアを選択するか、新規作成してください。
    4. 画面上に表示される「vs_」から始まる文字列がベクトルストアIDです。
  3. APIキー(ApiKey)

    1. OpenAI Platformへログインしてください。
    2. ダッシュボード左側のメニューでAPI Keysを選択してください。
    3. APIキーの一覧が表示されます。対象のAPIキーを選択するか、新規作成してください。
    4. 画面に表示される「sk_」から始まる文字列がAPIキーです。

対応バージョン

対応バージョン 内容
1.5.8.0 以降 機能追加

  1. 必須です。ただし、連携方式で「Dify」または「OpenAI」を選択した場合のみ表示されます。 ↩