テーブルの管理:フォーム
## 概要
任意のテーブル(記録テーブルまたは期限付きテーブル)を、プリザンターのアカウントを持たない外部ユーザに対して、期間を限定して公開する「フォーム機能」について説明します。外部ユーザは、公開アドレスにアクセスすることで、レコードを作成できるようになります。
以下は、フォーム機能を使って公開したレコード作成画面の見本です。
### フォーム機能を使って公開したレコード作成画面の見本

### サンクスメッセージ
アンケートなどに使用したケースにおいて、回答者に対して伝達事項を表示する機能を備えます。

### 利用不可メッセージ
公開期間外に公開ページへアクセスした場合に、利用できない旨を表示する機能を備えます。

## 注意事項
1. フォーム機能をアンケートなど、不特定多数からの情報収集に活用する場合は、個人情報の保護に関する法律などの関連法を遵守してください。
1. フォーム機能を使い、組織外部の不特定多数に向けて公開する場合は、SSL/TLS(以下、TLSと表記)の導入を推奨します。TLSの導入にあたっては、TLSサーバ証明書の取得が必要です。プリザンターでは設定ファイル[Service.json](/ja/manual/service-json)のパラメータ"RequireHttps"をtrueにすることで、httpsによる接続を強制することができます。
1. プリザンターにログインしていない状態で、プリザンターが解釈可能なURLへアクセスした場合、プリザンターはログイン画面へ遷移するように設計されています。フォーム機能の利用にあたり、この遷移がセキュリティ上の懸念となる場合は、設定ファイル[Security.json](/ja/manual/security-json)のパラメータ"ShowLoginPageOnAuthError"の値をfalseに設定してください。
1. CAPTCHA機能利用時は有償となる場合があります。詳細は各サービスサイトをご確認ください。
1. [Cloudflare Turnstile](https://www.cloudflare.com/ja-jp/)
1. [Google reCAPTCHA v3/v2](https://cloud.google.com/security/products/recaptcha)
## 制限事項
1. フォーム機能の有効化・無効化には、プリザンターの再起動が必要です。
1. フォーム機能がサポートするCAPTCHA機能の有効化・無効化時には、プリザンターの再起動が必要です。
1. フォーム機能を有効化した場合、設定ファイル[Security.json](/ja/manual/security-json)のパラメータ"TokenCheck"は機能しません(ASP.NET Core標準のCSRF対策を組み込んでいるため、CSRF対策は常に動作します)。
1. 選択肢一覧のリンク(例えば、選択肢一覧での[[8882]]のような設定)は、フォーム機能の画面では動作しません。
1. ログインしているユーザの権限で動作しない一部のスクリプト、サーバスクリプトは動作しません。詳細は[スクリプト](/manual/script)の「スクリプトの権限に関する注意事項」及び[サーバスクリプト](/manual/server-script)の「サーバスクリプトの権限に関する注意事項」を参照してください。
1. 公開画面(レコード作成画面、サンクスメッセージ、利用不可メッセージ)の左上に表示されるテナントロゴは変更することができません(テナントの管理画面における設定は反映されません)。
1. サイト画像とサイトのタイトルを公開画面に表示させるには、タイトル項目を有効化する必要があります。サイトのタイトルを表示させつつ、タイトル項目を公開画面に表示させないためには、タイトル項目の詳細設定画面で[非表示](/ja/manual/table-management-hide)を有効化してください。
## 前提条件
1. フォーム機能の有効化・無効化には、サイトの管理権限が必要です。
1. CAPTCHA機能の有効化・無効化には、サイトの管理権限が必要です。
1. CAPTCHA機能の利用には、対応サービスから「サイトキー」と「シークレットキー」を取得しておく必要があります。
## 操作手順
以下の流れで説明します。
1. [フォーム機能を有効化する](/manual/table-management-form-operation1)
1. [公開用のテーブルを作成する](/manual/table-management-form-operation1)
1. [テーブルの公開機能を有効化する](/manual/table-management-form-operation1)
1. [カスタムメッセージの作成](/manual/table-management-form-operation1)
1. [CAPTCHAでボットによる不正アクセスを抑止する](/manual/table-management-form-operation2)
1. [未認証ユーザアクセス時のページ遷移設定](/manual/table-management-form-operation2)
## 対応バージョン
| 対応バージョン | 内容 |
| :----------------- | :------- |
| バージョン1.4.23.0 | 機能追加 |
## 関連情報
<div id="ManualList"><ul><li><a href="/ja/manual/security-json">パラメータ設定:Security.json</a><span>2025/12/09 up</span></li>
<li><a href="/ja/manual/service-json">パラメータ設定:Service.json</a><span>2025/11/04 up</span></li></ul></article>
<ul><li><a href="/ja/manual/table-management-hide">テーブルの管理:エディタ:項目の詳細設定:非表示</a><span>2023/04/25 up</span></li></ul></article>
<ul><li><a href="/ja/manual/table-management-form-operation1">テーブルの管理:フォーム:基本設定</a><span>2025/12/09 up</span></li>
<li><a href="/ja/manual/table-management-form-operation2">テーブルの管理:フォーム:より安全に利用するための設定</a><span>2025/12/09 up</span></li></ul></article></div><input id="SearchTextHidden" type="hidden" value="" />


