ユーザマニュアル

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2026/09/08

MANUAL

SCIM機能:IDプロバイダの初期設定

[![](https://pleasanter.org/binaries/4847c272563d48318671d2f275d8779e)](https://pleasanter.org/support/) ## 概要 [SCIM機能](/ja/manual/scim)を利用するには、IDプロバイダ側で以下の初期設定が必要です。 以下では、IDプロバイダとしてMicrosoft Entra IDを用いる場合を例に、具体的な初期設定の手順を紹介します。 1. 準備 1. エンタープライズ アプリケーションの作成 1. プロビジョニングの構成 1. ユーザの「属性マッピング」設定 1. グループの「属性マッピング」設定 ## 注意事項 1. 連携方向は、IDプロバイダからプリザンターへの一方向のみです。プリザンター側で変更したユーザ情報やグループ情報は、IDプロバイダ側へ連携されません。 1. 連携されたユーザ情報やグループ情報をプリザンター側で変更した場合、次回以降の連携により、IDプロバイダ側が送信する情報で上書きされる可能性があります。 ## 前提事項 1. [SCIM機能](/ja/manual/scim)を参照し、SCIM機能を有効化してください。 1. [年間サポートサービス](https://pleasanter.org/support/)の下記プラン契約者限定の機能です。 | エントリー | ベーシック | ベーシックプラス | ビジネス | ビジネスプラス | アンリミテッド | | :---: | :---: | :------: | :--: | :-----: | :-----: | | | | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ## 操作手順 以下は、Microsoft Entra IDからプリザンターへ、ユーザ情報とグループ情報を連携する設定手順です。 ### 1. 準備 以下の情報を準備してください。 | 項目 | 内容 | | :--------------------------- | :--------------------------------------------------------------- | | 接続先URL | プリザンターのSCIM APIのURL(【例】https://example.com/scim/v2) | | SCIMトークン | プリザンターの「テナント管理」画面で発行したトークン | | Microsoft Entra IDの管理権限 | エンタープライズ アプリケーションを作成・編集できる権限 | ### 2. エンタープライズ アプリケーションの作成 ユーザ・グループ情報を送信するアプリケーションを作成します。「Microsoft Entra 管理センター」を開き、以下の手順を実施してください。 1. 画面左側のメニューから「エンタープライズ アプリ」を選択し、「新しいアプリケーション」を選択してください。 1. 「独自のアプリケーションの作成」を選択してください。 1. 「アプリケーションの名前」を入力してください。以下の画面では「Pleasanter SCIM」と入力しています。 1. 「ギャラリーに見つからないその他のアプリケーションを統合します」を選択してください。 1. 「作成」ボタンをクリックしてください。 ![image](https://pleasanter.org/binaries/59734c7e24d541288629feac5236e1d4) ### 3. プロビジョニングの構成 作成したエンタープライズ アプリケーションからプリザンターへの接続を設定します。作成したエンタープライズ アプリケーションを開き、以下の手順を実施してください。 1. 画面左側のメニューから「プロビジョニング」を選択してください。 1. 「新しい構成」を選択してください。 1. 「新しいプロビジョニング構成」画面へ、下表を参考にして、上記「1. 準備」で準備した情報を入力してください。 | 項目 | 入力値 | | :-------------------- | :--------------------------------- | | テナントの URL | プリザンターの接続先URL | | シークレット トークン | プリザンターで発行したSCIMトークン | 1. 「テスト接続」ボタンをクリックしてください。 1. テスト接続が成功したら、「作成」ボタンをクリックしてください。 ![image](https://pleasanter.org/binaries/245474b623fa495084ec70513df59ca9) | ⚠ 接続テストに失敗する場合 | | :------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------ | | 接続テストに失敗する場合は、以下の点を確認してください。<br><br>① SCIM機能を有効化している<br>② 接続先URLが正しい<br>③ SCIMトークンが正しい<br>④ SCIMトークンが有効(無効または期限切れになっていない)<br>⑤ IPアドレス制限の接続許可リストにMicrosoft Entra IDの送信元IPアドレスが設定されている | ### 4. ユーザの「属性マッピング」設定 ユーザの「属性マッピング」を確認・設定します。「属性マッピング」はMicrosoft Entra ID内のユーザ・グループ情報とプリザンターの項目とを紐づける設定です。 1. 「プロビジョニング」を開いてください。 1. 「マッピング」を開いてください。 1. 「Provision Microsoft Entra ID Users」を選択してください。 ##### 「属性マッピング」画面 ![image](https://pleasanter.org/binaries/c6a7a04f12dd40c38301fe094d781be4) #### 4.1 externalIdのマッピング ユーザの照合には、Microsoft Entra ID 属性「objectId」を使用します。 既定では「userName」の「照合の優先順位」が「1」に設定されています(上記「属性マッピング」画面を参照)。そのため、最初に設定するときはobjectIdとマッピングする「externalId」の「照合の優先順位」を「2」に設定する必要があります。以下の手順を実施してください。 1. customappsso 属性が「externalId」の行の「編集」ボタンをクリックしてください。 1. 「属性の編集」画面が表示されます。以下のように設定してください。既定の「ソース属性」が「mailNickname」に設定されている場合は、必ず「objectId」に変更してください。 | 項目 | 設定値 | | ---------------------------------------- | ---------- | | ソース属性(送信元) | objectId | | 対象の属性(送信先) | externalId | | この属性を使用してオブジェクトを照合する | はい | | 照合の優先順位 | 2 | 1. 変更を保存します。「OK」ボタンをクリックしてください。 ![image](https://pleasanter.org/binaries/b7920ba203f04d7993b9441787cfa435) #### 4.2 userlNameの照合を無効化する userNameの照合を無効化することで、externalIdが唯一の照合属性となるように設定を変更します。 1. customappsso 属性が「userName」の行の「編集」ボタンをクリックしてください。 1. 「属性の編集」画面が表示されます。以下のように設定してください。 | 項目 | 設定値 | | ---------------------------------------- | ----------------- | | ソース属性 | userPrincipalName | | 対象の属性 | userName | | この属性を使用してオブジェクトを照合する | いいえ | 1. 変更を保存します。「OK」ボタンをクリックしてください。 ![image](https://pleasanter.org/binaries/8b7afef90ab24691b9b84de127911d9c) なお、userlNameは、プリザンターの「ログインID」として連携されますので、[削除](/ja/manual/table-record-delete)しないでください。 #### 4.3 主なユーザ情報のマッピング例 主なユーザ情報のマッピング例を、以下にまとめます。 | Microsoft Entra ID 属性 | customappsso 属性 | プリザンターの保存先 | | ----------------------- | ------------------------------------------------------------------------- | -------------------- | | objectId | externalId | Users.ScimExternalId | | userPrincipalName | userName | ログインID | | displayName | displayName | ユーザ名 | | givenName | name.givenName | 名 | | surname | name.familyName | 姓 | | mail | emails[type eq "work"].value | メールアドレス | | department | urn:ietf:params:scim:schemas:extension:enterprise:2.0:User:department | 組織 | | employeeId | urn:ietf:params:scim:schemas:extension:enterprise:2.0:User:employeeNumber | ユーザコード | | manager | urn:ietf:params:scim:schemas:extension:enterprise:2.0:User:manager | 上長 | プリザンター側で利用しない属性は、マッピングを無効化すれば連携されません。 マッピングの編集が済んだら、「属性マッピング」画面左上の「保存」をクリックしてください。 ### 5. グループの「属性マッピング」設定 グループの「属性マッピング」を確認・設定します。 1. 「プロビジョニング」を開いてください。 1. 「マッピング」を開いてください。 1. 「Provision Microsoft Entra ID Groups」を選択してください。 ![image](https://pleasanter.org/binaries/0be4ab3141de49b69fab8117ea7166ee) #### 5.1 externalIdのマッピング グループの照合にも、Microsoft Entra ID 属性の「objectId」を使用します。 1. 同じ名前のグループがプリザンターに存在していても、objectIdと紐づける「externalId」が異なる場合は、別のグループとして連携されます。 1. Azure ADのセキュリティ グループの入れ子構成も連携の対象です。 既定では「displayName」の「照合の優先順位」が「1」に設定されています。 そのため、最初に設定するときはobjectIdとマッピングする「externalId」の「照合の優先順位」を「2」に設定する必要があります。以下の手順を実施してください。 1. customappsso 属性が「externalId」の行の「編集」ボタンをクリックしてください。 1. 「属性の編集」画面が表示されます。以下のように設定してください。 | 項目 | 設定値 | | ---------------------------------------- | ---------- | | ソース属性 | objectId | | ターゲット属性 | externalId | | この属性を使用してオブジェクトを照合する | はい | | 照合の優先順位 | 2 | 1. 変更を保存します。「OK」ボタンをクリックしてください。 ![image](https://pleasanter.org/binaries/76d79530c1f44dd4b011b121651ebee9) #### 5.2 displayNameの照合を無効化する displayNameの照合を無効化することで、externalIdが唯一の照合属性となるように設定を変更します。 1. customappsso 属性が「displayName」の行の「編集」ボタンをクリックしてください。 1. 「属性の編集」画面が表示されます。以下のように設定してください。 | 項目 | 設定値 | | ---------------------------------------- | ----------- | | ソース属性 | displayName | | ターゲット属性 | displayName | | この属性を使用してオブジェクトを照合する | いいえ | ![image](https://pleasanter.org/binaries/63f05c6eb8654d9babb2950e26a57c59) #### 5.3 主なグループ情報のマッピング例 主なグループ情報のマッピング例を、以下にまとめます。 | Microsoft Entra ID 属性 | customappsso 属性 | プリザンター の保存先 | | ----------------------- | ----------------- | --------------------- | | objectId | externalId | Groups.ScimExternalId | | displayName | displayName | グループ名 | | members | members | グループメンバー | マッピングの編集が済んだら、「属性マッピング」画面左上の「保存」をクリックしてください。 ### 6. 連携対象のユーザとグループを割り当てる プロビジョニングの対象にするユーザまたはグループを、エンタープライズ アプリケーションに割り当てます。**初めて連携する場合は、少数のユーザーまたはグループだけを割り当てることを推奨**します。 1. 作成したエンタープライズ アプリケーションを開いてください。 1. 画面左側のメニューから「ユーザーとグループ」を開いてください。 ![image](https://pleasanter.org/binaries/4364d5e7c339424899ebf3c661cb5dd0) 1. 「ユーザーまたはグループの追加」を選択してください。 1. 連携したいユーザーまたはグループを選択してください。 1. 「割り当て」ボタンをクリックしてください。 ### 7. オンデマンドでプロビジョニングする 全体連携を開始する前に、1件ずつ連携できるか確認します。 1. 作成した「エンタープライズ アプリケーション」を開いてください。 1. 「プロビジョニング」を開いてください。 1. 「オンデマンドでプロビジョニング」を選択してください。 1. 連携するユーザーまたはグループを検索して、選択してください。検索には名前、usePrincipalName、メールアドレスを使用できます。 ![image](https://pleasanter.org/binaries/3c9d60f8d3f14c998ca916d61f55befb) 1. 「プロビジョニング」ボタンをクリックしてください。 1. プロビジョニングに成功すると、プリザンター側にユーザ情報またはグループ情報が連携されます。オンデマンドプロビジョニングが正しく実行されたかどうかは、以下を確認することで確かめられます。 1. ユーザーが作成されている 1. ログイン ID、氏名、メールアドレスが連携されている 1. 組織が設定されている 1. ユーザーコードが設定されている 1. 上長が設定されている ### 8. プロビジョニングを開始する オンデマンドプロビジョニングでの確認が済んだら、プロビジョニングを開始します。Microsoft Entra IDのプロビジョニングは、Microsoft Entra ID側のタイミングで実行されます。設定が済んでも、すぐには連携が開始されない可能性があります。結果をすぐに確認したい場合は、「オンデマンドでプロビジョニング」を実行してください。 1. 「プロビジョニング」を開いてください。 1. 「プロビジョニングの開始」をクリックしてください。 ![image](https://pleasanter.org/binaries/61c63f6bbabf4dbd9cbd43ad34da5046) ### 9. 連携結果を確認する 連携後、プリザンター側で以下の内容を確認してください。 #### ユーザの連携結果を確認する 1. 対象ユーザ情報が作成または更新されている 1. ログインIDが正しく設定されている 1. 氏名、メールアドレスが連携されている 1. 組織、ユーザーコード、上長が連携されている 1. Microsoft Entra ID側で無効にしたユーザが、プリザンター側でも無効になる #### グループの連携結果を確認する 1. 対象グループ情報が作成または更新されている 1. グループ名が連携されている 1. グループメンバーが連携されている 1. Azure ADのセキュリティグループの入れ子構成が連携されている ## 対応バージョン | 対応バージョン | 内容 | | :------------- | :------- | | 1.5.8.0 以降 | 機能追加 | ## 関連情報 <div id="ManualList"><ul><li><a href="/ja/manual/scim">SCIM機能</a><span>2026/09/08 up</span></li></ul></article> <ul><li><a href="/ja/manual/table-record-delete">テーブル機能:レコードの削除</a><span>2024/06/07 up</span></li></ul></article></div><input id="SearchTextHidden" type="hidden" value="" />
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