COMPANY-WIDE GUIDE
部署から全社へ:プリザンターを全社で使うときのガイド
部署で使い始めたプリザンターを、全社の業務へ広げるときに決めることをまとめました。権限の設計、社内の認証との連携、性能、検証環境と本番環境、運用の把握、利用人数とプランについて、要点と、ユーザマニュアルの該当ページを案内します。
利用を広げる段階と、決めること
1つの部署で使っている間は、サイトを作った人が、使う人にアクセス権を付けます。使う部署が増え、全社で使うようになると、決めておくことが増えます。
全社展開の前に決めること
社内で決めることを、一覧にしました。右の列から、このページの該当する節へ進めます。
| 決めること | このページの節 |
|---|---|
| ユーザー・組織・グループを、誰が管理するか | 1. 全社展開で最初に決めること |
| サイトを、誰が作ってよいか | 1. 全社展開で最初に決めること |
| 作る人が増えたときの決めごと(フォルダの分け方、ひな形、共通のマスタ) | 2. 作る人が増えたときに、決めておくこと |
| 権限を、どの単位で付けるか(サイト・レコード・項目、組織・グループ) | 3. 権限の設計 |
| 社内の認証と、どの方式でつなぐか | 4. 認証の連携 |
| 性能の検証と、止められない業務の構成 | 5. 重くしない設計と、性能 |
| 検証環境と本番環境を、どう分けて移すか | 6. 検証環境から本番環境へ |
| 利用状況・権限・作りを、どう確かめるか | 7. 運用を見える化する |
| 無料のまま使うか、どのプランにするか | 8. 利用人数とプラン |
| 自分たちで進めるか、誰と進めるか | 9. 全社展開の進め方 |
1. 全社展開で最初に決めること
使う部署が増える前に、誰がユーザーや組織を管理するか、誰がサイトを作ってよいか、組織とグループをどう持つかを決めておきます。
誰が管理するか:ユーザーの3つの種類
プリザンターのユーザーは、一般ユーザー・テナント管理者・特権ユーザーの3つに分かれます。種類によって、できる操作が違います。
| 種類 | できること | アクセス権のないサイト |
|---|---|---|
| 一般ユーザー | アクセス権のあるサイト・レコードの閲覧と操作、サイトの作成 | 閲覧・操作できません |
| テナント管理者 | 一般ユーザーの操作に加えて、テナント・組織・グループ・ユーザーの管理 | 閲覧・操作できません |
| 特権ユーザー | テナント管理者の操作に加えて、システムログの表示、ほかのユーザーに成り代わる操作(スイッチユーザー)、トップ画面のごみ箱の操作など | アクセス権にかかわらず、すべてのサイト・レコードを操作できます |
- インストールした直後にあるユーザー「Administrator」は、テナント管理者です。特権ユーザーは、インストールした直後には存在しません
- テナント管理者にするかどうかは、ユーザーの管理の画面で設定します。特権ユーザーは、パラメータファイル(Security.json)で設定します
- テナント管理者や特権ユーザーが持つ権限を、一般ユーザーに個別に与えることはできません
誰が作ってよいか
既定では、一般ユーザーもサイトを作成できます。パラメータファイル(User.json)の設定で、次の操作を、ユーザーの管理の画面で許可したユーザーだけにできます。
- トップ画面にサイトを作成する(「サイトトップへの作成を許可」にチェックしたユーザーだけ)
- グループを作成する、グループを管理する
- APIを使う
トップ画面へのサイトの作成を制限する設定は、Pleasanter.netではできません。
組織・グループ・ユーザーの持ち方
アクセス権は、組織・グループ・ユーザーのどの単位にも付けられます。組織とグループの違いは次のとおりです。
- 組織:ユーザーの所属です。一人のユーザーは、1つの組織にしか所属できません
- グループ:ユーザーや組織をまとめて、グループの単位でアクセス制御をするための仕組みです。一人のユーザーや1つの組織は、複数のグループに所属できます
- グループには、子グループを追加できます。子グループは、親グループのアクセス権を継承します
ユーザーを新しく作るときに、ほかのユーザーのアクセス権をコピーする機能はありません。あらかじめ各サイトで組織やグループにアクセス権を設定しておき、新しいユーザーを組織やグループに所属させると、ユーザーごとにアクセス権を付ける作業を減らせます。ユーザー・組織・グループは、CSVファイルからまとめて登録できます。
マニュアル:組織管理機能
マニュアル:グループ管理機能
マニュアル:子グループの追加
マニュアル:ユーザのインポート
マニュアル:ユーザ新規作成時に特定ユーザのアクセス権と同様のアクセス権を設定したい
2. 作る人が増えたときに、決めておくこと
サイトを作る人が増える前に、次のようなことを決めておくと、あとから整理しやすくなります。それぞれに使えるプリザンターの機能を並べました。
| 決めておくこと | 使える機能 | 要点 |
|---|---|---|
| フォルダの分け方を、権限の単位にそろえる | フォルダと、アクセス権の継承 | フォルダにアクセス権を設定すると、配下のテーブルなどに継承できます。フォルダの配下にサイトを作るときに、アクセス権を継承しない状態で作る設定もあります(プリザンター 1.4.13.0 以降) マニュアル:サイトのアクセス制御 マニュアル:サイト作成時に継承しない |
| どこに作ってよいかを決める | トップ画面へのサイトの作成の制限 | トップ画面にサイトを作れるのを、許可したユーザーだけにできます。設定は1. 全社展開で最初に決めることにあります |
| よく使う構成を、ひな形として配る | サイトパッケージ | フォルダやテーブル、リンクの構造、サマリなどを設定した状態で書き出し、別の場所で読み込んで、同じ構成のサイトを作れます マニュアル:サイトパッケージ |
| 共通で使う情報(マスタ)のテーブルを決める | リンク | リンクでテーブルの間に親子関係を設定すると、親のテーブルのレコードを、子のテーブルの項目の選択肢として選べます。マスタとしてだけ使うテーブルは、「読取専用の場合は画面に表示しない」をオンにすると、読取りの権限だけを持つユーザーの画面には表示されません マニュアル:リンク マニュアル:読取専用の場合は画面に表示しない |
| 作りを、あとから確かめられるようにする | Site Visualizer(Enterprise Edition) | サイトの設定の一覧、テーブルのつながりのER図、プロセスの図を表示できます。7. 運用を見える化するにまとめています |
| 設計を、作る前に見てもらう | 技術支援サービス | テーブル設計やアクセス権限、スクリプトの構成のレビューを頼めます。9. 全社展開の進め方にまとめています |
作る人を増やした企業の事例
アプリを作るときのルールを設けて、ユーザー部門でのアプリの作成を進めた事例です。
- KHネオケム株式会社 様:業務システムを内製化できる環境と体制を整備。内製化を実現するうえで必須の機能を本体拡張開発としてメーカーに依頼。
- 株式会社TBK 様:サポート終了となる既存グループウェアをプリザンターに移行。ユーザー部門が欲しい業務アプリを自ら作成できる体制を構築。
3. 権限の設計
プリザンターでは、テーブル(サイト)・レコード(行)・項目(列)のそれぞれに、ユーザー・組織・グループの単位でアクセス制御ができます。3つは、効く範囲が違います。
| アクセス制御 | 効く範囲 | 設定すること |
|---|---|---|
| サイトのアクセス制御 | 設定したフォルダ・テーブル。フォルダに設定した場合は、権限を継承しているサイトにも適用されます | 組織・グループ・ユーザーごとに、読取り・作成・更新・削除・エクスポート・サイトの管理などの権限を付けます |
| レコードのアクセス制御 | 設定したあとに、新規作成・更新したレコード。既存のレコードは、個別に設定が必要です | レコードを作成・更新したユーザーの組織やグループ、レコードの「管理者」「担当者」のユーザーなどに、自動でアクセス権を付けます |
| 項目のアクセス制御 | テーブル内のすべてのレコード(既存のレコードにも適用されます) | 項目ごとに、作成時・読取り時・更新時の制御を設定します。読取り時の制御では、アクセス権のない利用者に項目が表示されません。更新時の制御では、項目が読取専用になります |
サイトのアクセス権と、継承
- アクセス権には、読取り・作成・更新・削除・メール送信・エクスポート・インポート・サイトの管理・権限の管理の9種類があります。組み合わせた標準のパターンとして、読取専用・書き込み・リーダー・管理者があります
- トップ画面に作ったサイトは、作成者にすべてのアクセス権が付き、ほかのユーザーには表示されません。作成者が、ほかのユーザーにアクセス権を付けます
- 2階層目以降に作ったサイトは、1階層目のサイトの権限の設定を継承します。フォルダにアクセス権を設定すると、配下のテーブルなどに継承できます
- 継承を外して、サイトごとに独自のアクセス権を設定することもできます。サイトの構造を変更しても、権限の設定は変化しません
設計のときに気をつけること
- レコードのアクセス制御は、レコード1件ごとに権限を設定するものです。特定の条件で一覧に表示するレコードを絞り込みたい場合は、サーバスクリプトや拡張SQLを使う方法が、マニュアルで案内されています
- レコードのアクセス制御では、作成・エクスポート・インポート・サイトの管理の権限は付与されません。これらはサイトのアクセス制御で設定します
- 読取り時のアクセス制御を設定した項目を「タイトル結合」に指定すると、タイトルの上ではアクセス制御が行われません。見せたくない項目は、タイトル結合に指定しないでください
- ビュー、エクスポートの書式、プロセスのボタンにも、使えるユーザー・組織・グループを設定できます
4. 認証の連携
社内の認証基盤とつなぐ方法は、マニュアルの「認証と認可」にまとまっています。やりたいことから、方式を選べます。
| やりたいこと | 方式 | 要点 |
|---|---|---|
| Active Directoryのユーザーとセキュリティグループを取り込みたい | Active Directoryとの連携(同期) | ユーザー・組織・セキュリティグループを、設定したスケジュールで取り込みます。パスワードは同期されません。セキュリティグループの同期は、プリザンターをWindows環境に構築している場合に使えます |
| Windowsにログインしたまま、プリザンターを使いたい | 統合Windows認証によるシングルサインオン | サーバーとクライアントPCが、Active Directoryにドメイン参加していることなどが前提です |
| LDAPサーバーで認証したい | LDAP認証 | Active DirectoryなどのLDAPサーバーでユーザーを認証します。LDAPサーバーに登録されていないユーザーのために、ローカル認証と併用できます。通信の暗号化には、LDAPSを使います |
| IDプロバイダでシングルサインオンしたい | SAML認証 Microsoft Entra IDによるシングルサインオン |
ログインに成功すると、SAMLレスポンスのユーザーデータをもとに、プリザンターのユーザーを作成・更新します。プリザンターに、SP側のメタデータを発行する機能はありません |
| IDプロバイダでのユーザーの追加・変更・削除を、自動で反映したい | SCIM機能 | IDプロバイダからプリザンターへ、ユーザー情報とグループ情報を自動で連携します。マニュアルでは、Microsoft Entra IDを使う場合の設定を説明しています。プリザンター 1.5.8.0 以降の機能で、年間サポートのプランによって使えます |
| ログインの確認を強くしたい | パスキー認証 TOTPによる二段階認証 メールによる二段階認証 |
パスキー認証は、HTTPSの環境で使えます。二段階認証は、認証アプリを使う方法と、メールで確認コードを受け取る方法があります |
連携するときに気をつけること
- Active Directoryと同期した組織・グループ・ユーザーは、プリザンターの側で編集しないでください。編集しても、次の同期でActive Directoryの情報に上書きされます
- Active Directoryから同期されたユーザーは、プリザンターからパスワードを変更できません
- LDAP認証やSAML認証でユーザー情報を取得する設定にした場合、ユーザーの管理の画面で名前や組織を更新しても、認証サーバーから取得した情報で上書きされます
- SCIM機能の連携は、IDプロバイダからプリザンターへの一方向です。プリザンターの側で変更したユーザー情報やグループ情報は、IDプロバイダへ連携されません
- SAML認証は、Pleasanter.netの共有環境では使えません
SAML認証とSCIM機能の違い
SAML認証は、認証(シングルサインオン)の仕組みで、ユーザーがプリザンターにアクセスしたときに動きます。SCIM機能は、ユーザー情報を自動で連携する仕組みで、管理者がIDプロバイダでユーザーを追加・変更・削除したときに動きます。
5. 重くしない設計と、性能
使う人やレコードが増えると、性能に影響が出る場合があります。マニュアルに書かれている範囲で、要点をまとめます。
性能は、いくつもの要因で決まる
マニュアルでは、性能は、アクセス制御の設定、リンクの設定、フィルタでの検索条件、項目数、項目に入っている文字の量、ハードウェアの性能、同時アクセス数など、複合的な要因で悪化する場合があるとしています。
- サイト数やレコード数に、システム上の制限はありません。最大値の目安は、マニュアルにあります
- 目安の範囲内でも、十分な性能が出ない場合があります。個別の環境や要件に合わせた事前の検証が必須とされています
パラメータの設定で、負荷を抑える
- 多数のユーザーが同時にアクセスして画面の表示が遅くなる場合:セッションデータの保持にKVSを使う設定で、解決する可能性があります
- 大量のレコードがあるテーブルでサマリ同期をする場合:処理を一定の件数ごとに区切り、待機時間を設ける設定で、データベースの高負荷を抑えられます
- リマインダーの設定件数やユーザー数が多い環境の場合:リマインダーの確認処理の起動間隔を変える設定で、データベースの定常的な負荷を減らせます(プリザンター 1.5.5.0 以降)
大規模運用サポート機能
全社のインフラとして大規模に運用するときの、安定した応答性能を支える追加機能です。年間サポートサービスの契約プランによって、使える機能が違います。
- 同時実行の抑止:1つのテーブルに対する、インポートや一括更新などの大量データの一括操作が、同時に実行されないようにします
- キューイング:レコードのエクスポートとインポートを、バックグラウンドのジョブとして順に実行します
- レートリミット:利用者・IPアドレス・APIキーの単位で、過剰なリクエストを抑えます
- サイト設定のキャッシュ:一度読み込んだサイト設定を、Webサーバーのメモリ上で再利用します。テーブルごとに有効にできます
どのプランでどの機能が使えるかは、マニュアルの一覧をご確認ください。
止められない業務には、冗長構成を検討する
サーバーを複数台にして動かすための設定は、マニュアルの「クラスタ化への備え」にあります。年間サポートのビジネス以上のプランでは、冗長構成や高可用性についての技術的な相談ができます(冗長構成QAサポート)。
6. 検証環境から本番環境へ
検証用の環境で作ったサイトを、本番の環境へ移す方法は2つあります。サイトパッケージと、Enterprise Editionに含まれるDevelopment Toolsです。
| サイトパッケージ | Development Tools(サイト設定の移行) | |
|---|---|---|
| しくみ | フォルダ配下のテーブルなどの設定を、画面からJSONファイルに書き出し、別の環境で読み込みます | データベースに直接アクセスして、サイトの設定を別の環境へ移します。同じサーバーの中、別のサーバーの間のどちらでも移せます |
| 移せるもの | テーブルの設定、リンクの構造、アクセス権、データ(含めるかどうかを選べます) | サイトの設定。移すときに、サイトID・ユーザーID・組織ID・グループIDを読み替えます。スクリプトやCSSなどのソースコードの取得とアップロードもできます |
| 移せないもの | 添付ファイルと画像 | レコード、添付ファイル、画像、組織・グループ・ユーザー(これらに紐づくアクセス権は移せます) |
| 使うための条件 | 「サイトの管理」の権限 | Enterprise Editionのライセンス。データベースへの接続が許可されていない環境(Pleasanter.netなど)と、データベースがMySQLの環境では使えません |
サイトパッケージで気をつけること
- インポートは、新しいサイトを作ります。既存のサイトに上書きすることはできません
- インポートすると、サイトIDが変わります。リンク先の情報などは自動で変換されますが、スクリプトにサイトIDやレコードIDを書いている場合は、正しく動かなくなることがあります
- 書き出す最上位のフォルダがアクセス権を継承していると、インポート先でアクセスできない状態になります。アクセス権を継承していないフォルダから書き出してください
- 別のプリザンターから読み込む場合、レコードに入っている組織・グループ・ユーザーの情報は、読み込み先のIDに変換されません
マニュアル:サイトパッケージ
マニュアル:サイトパッケージのエクスポート
マニュアル:サイトパッケージのインポート
マニュアル:Development Tools 機能概要
マニュアル:Development Tools サイト設定の移行
スクリプトを、エディタから登録する:Code Assist
Enterprise Editionに含まれるCode Assistは、Visual Studio Codeの拡張機能です。スクリプト・サーバスクリプト・スタイル・HTMLを、Visual Studio Codeで保存すると同時に、指定したサイトへ登録・更新できます。プリザンター 1.4.13.0 以降で動きます。
7. 運用を見える化する
全社で使うと、サイトの数も、アクセス権の設定も増えます。Enterprise Editionに含まれるツールで、使われ方と、作りを確かめられます。
使われ方を見える化する:Operations Tools
運用支援ツールのOperations Toolsでは、利用状況、性能の状況、アクセス権を、一覧で確かめられます。
| 知りたいこと | Operations Toolsの画面 | 確かめられること |
|---|---|---|
| どれだけ使われているか | 運用レポート、利用状況詳細 | 全体の利用状況、月別・日別の利用状況、ログイン・メール送信・APIリクエストの履歴 |
| 遅くなっていないか | 運用レポート(性能状況) | 性能の状況を、日別と時間別(15分単位)で確かめられます |
| 誰に権限が付いているか | アクセス権一覧 | サイトのアクセス制御の設定を一覧で表示します。サイト・組織・グループ・ユーザーで絞り込めます |
| 使われていないサイトはどれか | サイト情報一覧 | サイトごとのレコード数などと、「利用されていない可能性」を表示します。サイトの管理者へ、削除を依頼するメールを送れます |
| 容量が増えすぎていないか | 監視アラート | データベース・システムテーブル・サイトの使用量に、アラートの上限値を設定できます |
Operations Toolsを使い始める前に
- Operations Toolsは、プリザンター 1.5.0.0 以降で動きます
- Pleasanter.netの環境と、データベースがMySQLの環境では使えません
- システムログの拡張機能を使っていない場合は、API関連などの一部の情報を参照できません
作りを見える化する:Site Visualizer
Site Visualizerは、Chrome・Edgeの拡張機能です。プリザンターの設定の画面では、詳しい設定を確かめるたびにダイアログを開きますが、Site Visualizerでは、設定を一覧で確かめられます。作った人が替わったあとに、作りを確かめるときにも使えます。
- サイト設定表示:指定したサイトの設定を表示します(プリザンター 1.4.19.0 以降)
- ER図表示:指定したサイトのER図を表示します。テーブルのつながりを確かめられます(プリザンター 1.4.21.0 以降)
- プロセス図表示:指定したサイトのプロセスの流れを、図で表示します(プリザンター 1.5.4.0 以降)
- Enterprise Editionの環境で使えます。Pleasanter.netの環境では使えません
マニュアル:Site Visualizer 機能概要
マニュアル:Site Visualizer ER図表示
マニュアル:Site Visualizer プロセス図表示
8. 利用人数とプラン
Community Editionは、利用者の人数や期間の制限なく無料で使えます。開発元のサポートやEnterprise Editionを使う場合は、有償の年間サポートサービスを契約します。
どこまで無料で、どこから有償か
このページで取り上げたものを、エディションごとに並べました。権限の設計、認証の連携、サイトパッケージは、無料のCommunity Editionで使えます。
| 全社展開で使うもの | Community Edition(無料) | Enterprise Edition(年間サポート) | 備考 |
|---|---|---|---|
| サイト・レコード・項目のアクセス制御 | 使えます | 使えます | 3. 権限の設計 |
| 認証の連携(Active Directory・LDAP・SAML) | 使えます | 使えます | 4. 認証の連携 |
| サイトパッケージ | 使えます | 使えます | 6. 検証環境から本番環境へ |
| 項目の数 | 分類・数値・日付・説明・チェック・添付ファイルの6種類の項目が、合計156項目まで | 合計で最大900項目まで増やせます(MySQLは最大256項目) | マニュアル:項目数を増やす手順 |
| ライセンス | AGPL | 商用ライセンス | 取引先や関連会社など社外の人にも使ってもらう場合は、商用ライセンスにより、独自のスクリプトや連携プログラムを非公開のまま運用できます |
| 開発元の技術サポート | ありません | サポートエンジニアに質問できます | 9. 全社展開の進め方 |
| ツール(Code Assist・Site Visualizer・Operations Tools・Development Tools) | 使えません | すべてのプランで使えます | Code Assist・Site Visualizer・Operations Toolsは、契約の前に、Community Editionの環境で90日間のトライアルができます マニュアル:Pleasanter Extensionsトライアル |
| SCIM機能 | 使えません | 契約プランによって使えます | 4. 認証の連携 |
| 大規模運用サポート機能 | 使えません | 契約プランによって、使える機能が違います | マニュアル:大規模運用サポート機能 |
| 冗長構成QAサポート | ありません | ビジネス以上のプランで使えます | 5. 重くしない設計と、性能 |
プランと、ユーザー数の区分
年間サポートのプランは6つあります。プランごとのユーザー数の上限は、次のとおりです。金額は、価格表でご確認ください。
| プラン | ユーザー数 | 価格表での説明 |
|---|---|---|
| エントリー | 〜200名 | 部署内での利用など〜200名規模に |
| ベーシック | 〜500名 | 単一事業部での利用など〜500名規模に |
| ベーシックプラス | 〜1,000名 | 特定業務の全社展開など〜1,000名規模に |
| ビジネス | 〜3,000名 | 複数部門での共用など〜3,000名規模に |
| ビジネスプラス | 〜10,000名 | 全社基盤の初期展開など〜10,000名規模に |
| アンリミテッド | 無制限 | グループ共通基盤など10,000名以上に |
ユーザー数の数え方
- 年間サポートのプランは、利用者1人ごとの料金ではありません。ユーザー数の上限とシステム数でプランが決まります
- ユーザー数は、プリザンターに登録された有効な(無効でない)ユーザーの総数です。システム数は、プリザンターをインストールした環境の数です
- Enterprise Editionでは、契約したプランに応じてユーザー登録数の上限が設定され、上限を超えてユーザーを登録することはできません
- 異動や退職で使わなくなったユーザーは、削除しなくても「無効」にすれば数に入りません
- グループ会社など契約した法人以外のユーザーも、登録されていれば数に入ります
- 冗長構成QAサポートは、ビジネス以上のプランで使えます
全社で使う人数に合うプランは、公開の価格表でご確認ください。
9. 全社展開の進め方
進め方は、4つから選べます。組み合わせることもできます。
自分たちで進める
ユーザマニュアルの手順に沿って進めます。このページの各節から、該当するページへ進めます。作る人を増やすときは、アプリを作りながら基本を学べるハンズオン資料と、公式トレーニングがあります。
年間サポートで尋ねながら進める
年間サポートでは、プリザンターの開発元のサポートエンジニアに質問できます。設定のしかた、エラーが出たときの対応、やりたいことが実現できるかどうかなどを聞けます。権限の設定や認証の連携で分からないことがあれば、サポートに尋ねることもできます。要件定義や設計のレビュー、性能の改善などをまとめて頼みたい場合は、次の技術支援サービスで対応しています。
技術支援サービスに頼む
全社展開の進め方や設計のレビューから頼みたい場合は、個別の有償サービスの技術支援サービスがあります。プリザンターの開発元が対応します。
- 全社展開・DX推進支援:小規模な部門での利用から全社共通の基盤へ広げるときの、展開のロードマップ、標準化のルールの策定、運用体制づくりを支援します
- テクニカルコンサルティング(設計レビュー):テーブル設計、アクセス権限、スクリプトの構成、外部システムとの連携方式をレビューします
- パフォーマンス調査:データ件数が増えて動作が遅くなった環境の、原因の特定と改善を支援します
認定パートナーと進める
導入の支援や構築を任せたい場合は、認定パートナーを探せます。認定パートナーは、導入の支援やカスタマイズ、運用の改善を支援しています。構築を担当した認定パートナーがいる場合は、まずそのパートナーにご相談ください。
プリザンターをお客様に提案する、システム開発会社・ソフトウェア会社の方には、認定パートナー制度があります。
認定パートナー制度のご紹介
全社で使うときのよくある質問
部署ごとに、見えるサイトを分けられますか?
はい。フォルダにアクセス権を設定すると、配下のテーブルなどにアクセス権を継承できます。アクセス権は、組織・グループ・ユーザーの単位で付けられます。「読取り」の権限がないフォルダは、表示されません。
マニュアル:サイトのアクセス制御
Active Directoryのセキュリティグループを、プリザンターのグループとして使えますか?
はい。Active Directoryのセキュリティグループを、グループ名・所属する子グループ・所属ユーザーとともに、プリザンターのグループとして取り込めます。プリザンターをWindows環境に構築していることが条件で、Linux環境では使えません。取り込んだグループは、プリザンターの側で編集しないでください。
マニュアル:プリザンターとActive Directoryを連携する
レコードは何件まで登録できますか?
システム上の制限はありません。最大値の目安は、マニュアルにあります。性能は、アクセス制御やリンクの設定、項目数、同時アクセス数など複合的な要因で変わるため、事前の検証が必須とされています。
マニュアル:サイトの作成数や登録レコード件数の最大値は?
検証環境で作ったサイトを、本番環境の既存のサイトに上書きできますか?
サイトパッケージのインポートは新しいサイトを作るもので、既存のサイトに上書きすることはできません。Enterprise EditionのDevelopment Toolsには、開発環境から本番環境へサイトの設定を移す機能があります。
マニュアル:サイトパッケージのインポート
マニュアル:Development Tools サイト設定の移行
異動や退職で使わなくなったユーザーは、ユーザー数に入りますか?
ユーザーの設定で「無効」にすれば、数に入りません。年間サポートのユーザー数は、プリザンターに登録された有効なユーザーの総数で数えます。
年間サポートサービスの価格表・よくある質問
マニュアル:ユーザの新規作成・編集